目次
洗浄成分とは
化粧品に配合される洗浄成分は、皮膚や頭皮、毛髪などの汚れを落とすために配合されています。
その洗浄成分は、基本的に界面活性剤の一種です。
界面活性剤は、余分な皮脂や、ちり・埃などの汚れを洗浄する役割を持ちます。
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洗顔料によく使用される界面活性剤
洗顔料でよく使用される界面活性剤は、主に、以下の種類があります。
そして、その皮膚刺激性は、左から強い順となります。
ラウリン酸(C₁₂) > ミリスチン酸(C₁₄) > オレイン酸(C₁₈) > パルミチン酸(C₁₆) > ステアリン酸(C₁₈)
皮膚刺激性の強さは、脱脂力の強さに関係します。
脱脂力が強いほど、皮膚の余分な皮脂だけでなく、細胞間脂質も吸着してしまいます。すると、肌のバリア機能は低下し、乾燥や肌荒れを招きます。
化粧品全成分解析。では、洗顔料カテゴリー基準でのひとつの目安として、オレイン酸、パルミチン酸、ステアリン酸を良成分としています。
しかし、配合量が多ければ多いほど、皮膚刺激性も強くなるため、敏感肌の方はどの成分に関しても気をつけた方が良いでしょう。
植物油に配合される界面活性剤
植物油にも上記の界面活性剤が含有されるものがあります。
植物油を洗顔料に配合する場合、配合できる量は製品の形状、性質、品質などを保つ上で限界があるため、多量の配合はできません。
そのため、植物油は、良成分と判断しています。
まとめ
洗顔料に含まれる洗浄成分は、界面活性剤です。
界面活性剤の種類は、主に5種類ほどあり、皮膚刺激性に強さは脱脂力に関係します。
洗浄力が強いほど、汚れはすぐに取れますが、皮膚刺激性も強くなります。
植物油にも界面活性剤は配合されていますが、皮膚刺激が起こるほど、多量に配合されている場合は、安定性の観点からあまりありません。
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